登録販売者の受験資格は?学歴・実務経験なしでも受験できる理由を解説
最終更新日:2026-05-12
「登録販売者の試験って、誰でも受けられるの?」——資格を調べ始めると最初に気になる点です。
結論から言うと、登録販売者試験に受験資格はありません。学歴・年齢・実務経験・国籍を問わず、誰でも受験できます。これが登録販売者の最大のメリットのひとつです。
ポイントまとめ
- 受験資格:なし(学歴・年齢・実務経験・国籍不問)
- 合格後すぐ「研修中の登録販売者」として働ける
- 独り立ちには直近5年間で2年以上の実務経験が必要
- 受験料は12,800〜18,100円(都道府県により異なる)
登録販売者の受験資格
登録販売者試験は、年齢・学歴・実務経験・国籍のいずれも問いません。
かつては「直近5年間に薬局等での実務経験1年以上」という受験資格がありましたが、2015年の薬機法改正によって撤廃されました。現在は主婦・学生・社会人など、誰でも受験できます。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 年齢 | 制限なし |
| 学歴 | 制限なし(中学卒業以上でも可) |
| 実務経験 | 不要 |
| 国籍 | 制限なし |
| 受験回数 | 制限なし(何度でも受験可) |
合格後の「研修中」期間に注意
試験に合格しても、すぐに「正規の登録販売者」として独り立ちできるわけではありません。
研修中の登録販売者とは
合格直後は「研修中の登録販売者」という位置づけになります。この期間は、薬剤師または登録販売者(実務経験2年以上)の管理・指導のもとでのみ医薬品を販売できます。
正規の登録販売者になる条件
「研修中」を外して独り立ちするには、直近5年間に**月80時間以上の実務経験を2年以上(通算1,920時間以上)**積む必要があります。
| ステータス | 条件 | できること |
|---|---|---|
| 研修中の登録販売者 | 合格直後 | 管理者のもとで販売可 |
| 正規の登録販売者 | 実務経験2年以上 | 単独で販売・店舗管理者になれる |
ドラッグストアや調剤薬局に就職すれば、働きながら実務経験を積んでいけるため、多くの方が就職と同時に経験を積んでいきます。
受験の流れ
① 願書の入手・提出
受験したい都道府県の薬務課(または保健福祉部門)のウェブサイトで願書を入手します。多くの都道府県でインターネット申請が可能です。
② 受験料の支払い
受験料は都道府県によって異なりますが、12,800〜18,100円が目安です(2026年5月現在)。
③ 試験の受験
試験は年1回、都道府県ごと(または複数県合同)に実施されます。試験日程は都道府県によって異なります。
④ 合格発表・登録販売者証の取得
合格後、受験した都道府県から合格証書が交付されます。勤務先の都道府県で「販売従事登録」を行うと、登録販売者として正式に業務ができます。
こんな人が登録販売者を取得しています
受験資格がないため、幅広い層が受験しています。
ドラッグストア・薬局勤務者 すでに働いている方が、資格取得でキャリアアップ・給与アップを目指すケースが最多です。資格手当(月5,000〜20,000円)が支給される企業も多いです。
主婦・育児中の方 子育てが落ち着いたタイミングで取得し、パートとして薬局・ドラッグストアで働く方が増えています。
転職を考えている社会人 医薬品業界・ドラッグストアへの転職に活かすため、在職中に取得するケースも多いです。
学生 就職活動に備えて在学中に取得する大学生・専門学校生もいます。
よくある質問
主婦でも登録販売者は取れますか?
取れます。受験資格は完全になく、年齢・学歴も問いません。1日1〜2時間の勉強を5〜6ヶ月続ければ合格を目指せます。
高校生・大学生でも受験できますか?
受験できます。年齢制限はありません。ただし、合格後に「正規の登録販売者」として独り立ちするには実務経験2年が必要なため、在学中は「研修中」の扱いになります。
一度落ちたら次の試験まで何年待つ必要がありますか?
受験回数に制限はなく、毎年受験できます。多くの都道府県で年1回試験が行われるため、不合格でも翌年に再チャレンジできます。
勉強を始めるのに必要な準備は何ですか?
テキスト1冊(2,000〜2,500円)と過去問集があれば始められます。受験資格がないため、思い立ったらすぐに勉強を開始できます。おすすめテキストはこちら、独学の勉強法はこちらで解説しています。
まとめ
登録販売者は受験資格が一切不要な、誰にでも開かれた国家資格です。
- 年齢・学歴・実務経験・国籍、すべて不問
- 合格後すぐ「研修中の登録販売者」として働ける
- 正規の登録販売者になるには実務経験2年が必要
「受験資格がないから始めやすい」という特徴は、ドラッグストア業界でキャリアアップを目指す方や、主婦・転職希望者にとって大きなメリットです。
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