登録販売者の合格率は?2024年最新データと都道府県別の差を解説
最終更新日:2026-05-12
「合格率40%って低くない?」——登録販売者の試験を調べ始めると、こんな不安を感じる方は多いです。でも実態を正しく理解すれば、しっかり対策すれば十分に合格できる試験だとわかります。
この記事では、厚生労働省が公表している合格率データをもとに、試験の難易度と効率的な対策をお伝えします。
ポイントまとめ
- 全国平均の合格率は毎年おおむね40〜45%前後(厚生労働省公表データ)
- 都道府県によって合格率に最大15〜20ポイントの差がある
- 合格率は「試験が難しい」ではなく**「準備不足で受験する人が多い」**ことが主因
- きちんと対策すれば合格率は大幅に上がる
登録販売者の合格率はどのくらい?
登録販売者試験の全国合格率は、例年40〜45%前後で推移しています(厚生労働省「登録販売者試験実施状況」より)。
2人に1人が落ちる数字に見えますが、これには大きな理由があります。受験資格が誰でも取得可能なため、ほとんど勉強せずに試験を受ける人が一定数いるからです。しっかりと準備した受験者に限れば、合格率はぐっと高くなります。
直近の合格率推移(全国)
| 年度 | 受験者数(目安) | 合格率(目安) |
|---|---|---|
| 2021年 | 約61,000人 | 約49% |
| 2022年 | 約65,000人 | 約46% |
| 2023年 | 約66,000人 | 約41% |
| 2024年 | 約67,000人 | 約43% |
※数値は厚生労働省公表データをもとにした目安です。正確な数値は厚生労働省の公式ページでご確認ください。
都道府県で合格率がこんなに違う
登録販売者試験は都道府県ごとに実施・採点されるため、合格率に大きな差が生まれます。高い地域では50〜60%台、低い地域では30%台になることもあります。
なぜ都道府県で差が出るのか
- 問題の難易度が異なる:各都道府県(または複数県合同の実施地区)が独自に出題するため、問題の難しさにばらつきがある
- 受験者層が異なる:都市部ほど就職目的の受験者が多く、しっかり準備して受験する割合が高い
- 合格基準の違い:全問題の7割以上の正答が基本ですが、各章(科目)ごとの足切り基準が実施地区によって異なる場合がある
対策として重要なこと:自分が受験する都道府県の過去問を重点的に解くことが合格への近道です。
合格率が低く見える本当の理由
合格率40%台という数字は、受験者全体の平均です。次のような受験者が一定数いることを考えると、印象が変わります。
- 「とりあえず受けてみよう」という準備不足の受験者
- 仕事の都合で十分な勉強時間を確保できなかった受験者
- 独学で範囲を絞り込めなかった受験者
通信講座や予備校などで体系的に学んだ受験者に限ると、合格率は大きく上がる傾向があります。フォーサイトやユーキャンなどの主要通信講座は、全国平均を上回る合格実績を公表しています。
合格率から逆算する:何点取れば合格できる?
登録販売者試験の合格基準は次のとおりです。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 総得点 | 全120問中、84点以上(70%以上) |
| 各章の足切り | 各試験項目で3.5〜4割以上の正答が必要 |
つまり「全体で7割取れても、苦手な章が極端に低いと不合格」になります。苦手科目をなくすことが合格の絶対条件です。
5つの試験科目と出題数
| 科目 | 出題数 | 内容 |
|---|---|---|
| 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 | 医薬品の定義・リスク・安全性 |
| 人体の働きと医薬品 | 20問 | 消化器・循環器などの臓器と薬の作用 |
| 主な医薬品とその作用 | 40問 | 各カテゴリの薬の成分・作用・副作用 |
| 薬事関係法規・制度 | 20問 | 薬機法・販売区分・店舗管理 |
| 医薬品の適正使用・安全対策 | 20問 | 添付文書の読み方・副作用報告 |
第3章(主な医薬品とその作用)が40問と最も多く、ここが最大の山場です。成分名の暗記が必要で、多くの受験者がここでつまずきます。
合格するための3つのポイント
1. 過去問演習を繰り返す
登録販売者試験は過去問の類似問題が多く出題されます。都道府県ごとの過去問を3〜5年分解くことが、合格への最短ルートです。
2. 第3章の成分をしっかり覚える
40問ある第3章の得点が合否を大きく左右します。成分名と効能・副作用をセットで覚える学習が必要です。
3. 足切りを意識した科目バランス
「得意科目で稼いで苦手科目を補う」戦略は通じません。各章ごとに最低限のラインを超えることが必須です。
独学 vs 通信講座、合格率はどう変わる?
独学でも合格は可能ですが、範囲の絞り込みと過去問の量が課題になります。独学での勉強法はこちらの記事で詳しく解説しています。
通信講座を使うと、試験に出る部分に絞ったカリキュラムと豊富な演習問題で、合格率が大きく向上します。おすすめ通信講座のランキングはこちらで比較しています。
よくある質問
登録販売者は何回でも受験できますか?
はい、受験回数に制限はありません。不合格でも翌年以降に再チャレンジできます。ただし試験は年1回(都道府県によっては異なる)のため、1年のブランクが生まれます。一発合格を目指した準備が重要です。
合格してからすぐに働けますか?
合格後は「登録販売者」として勤務できますが、独り立ちして薬を販売するには直近5年間で2年以上の実務経験が必要です。経験を積むまでは「研修中の登録販売者」として、薬剤師や正規の登録販売者の管理下で働く形になります。
合格証はどうやってもらえますか?
試験に合格すると、受験した都道府県から合格証書が交付されます。その後、勤務先の都道府県に「販売従事登録」の申請を行うことで、登録販売者として正式に販売業務ができます。
合格率が低い科目の対策は?
第3章(主な医薬品とその作用)が最も難しく、ここの対策が合否を分けます。成分名をゴロ合わせで覚える・フラッシュカードを使うなど、繰り返し記憶する学習法が効果的です。
まとめ
登録販売者の合格率は全国平均で40〜45%前後ですが、これは「準備不足の受験者も含めた平均」です。しっかりと対策すれば十分に合格できる試験です。
合格のカギは:
- 過去問演習を繰り返す(特に受験する都道府県のもの)
- 第3章の成分をしっかり覚える
- 各章の足切りラインを意識した勉強
登録販売者とはどんな資格か?の基本情報もあわせて確認しておくと、試験の全体像がつかみやすくなります。
効率的に合格を目指したい方は、通信講座のおすすめランキングもご覧ください。
※本記事の合格率データは厚生労働省公表データをもとにした目安です。最新情報は厚生労働省の公式サイトでご確認ください。